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主として大質量星で起こっている反応。太陽でも僅かに起こってはいるが、温度が足りないため主力にはなっていない。
「サイクル」ということで、反応が一巡すると元に戻る特徴があるが、前提として事前に12Cや16Oなどの「種」が必要となる。第二世代以降の大質量星の場合、かつての第一世代が作ったこれらをあらかじめ持って生まれるため、この反応が可能となる。
「サイクル」の名の通り、12C→13N→13C→14N→15O→15N→12C、というように、また元に戻ってくる。
最後に生じた12C は、また最初の反応で使われる。
非常にまれに、CNO-Ⅰサイクルから次のような分岐が生じることがある。これも、15N→16O→17F→17O→14N→15O→15N、というように、また元に戻ってくる。
大質量星では、CNO-Ⅱサイクルの17O + 1Hの結果、14N + 4Heではなく18Fを生じ、分岐することがある。
これも、17O→18F→18O→19F→16O→17F→17O、というように、また元に戻ってくる。OとFが交互になっているため、OFサイクルという。
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