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液体の燃料を用いるロケット。「液体ロケット」ともいう。
液体燃料ロケットが固体燃料ロケットに対して優れている点は、バルブの調整により容易に姿勢制御が出来るという点である。したがって、宇宙事業におけるロケットは液体燃料ロケットが用いられる。有人ロケットなども、発射の際にはいきなり加速はさせず、ゆっくりと速度を上げてゆくことでペイロードや搭乗員に対するGの影響を減らすことができる。
その代わり、構造が複雑、故障が発生しやすい、高価、保守整備が大変、といった難点がある。また、酸化剤として用いられる液体酸素は−183℃という非常に低い沸点を持つため、発射直前に注入しないとどんどん蒸発してしまうが、この注入には30分以上かかってしまう。
これらは長期に渡って整備が出来、1分1秒を争うような緊迫した中で打ち上げられることのない民間ロケットでは特に問題点にはならないが、軍事ロケットとなると大きく問題となる。そのためソ連(民政ロシア)を除く各国では固体燃料ロケットを使用している(ソ連が液体燃料ロケットを使用し続けた理由は不明)。
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