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木星にある、巨大な楕円形の赤色斑点模様のこと。
木星の南緯20度付近にある。
ガリレオ・ガリレイによって発見されたこの斑点は、ガリレオのスケッチから現在まで300年もの間、今なお存在しているようである。
しかし観測により、この大赤斑は徐々に小さくなっていることが分かっている。小さくなる理由としては、周囲の小さな渦との相互作用で内部構造が変化したためではないか、とする説がある。
かつては、地球がまるまる2〜3個収まる大きさがあることが知られていた。
しかし年々縮んでおり、2014(平成26)年の観測では、地球1個強程度にまで縮んでしまったという。
木星本体の自転とは独立して自転しており、現在の大赤斑の自転は木星自体の自転より10秒ほど遅い。こうして、大赤斑は東西(現在は西方向)に僅かずつ移動している。
しかしこのような稼働性の渦が非常に長期間安定に存在する理由は、現在のところ分かっていない。
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