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地殻の変動や火山爆発などにより、地面がゆれ動く現象のこと。これによって生じた災害を震災という。
噴火や隕石、ミサイル、地震ナマズなどは例外として、日常的に発生する地震は、プレートの動きによって生じている。
地球の地下の岩盤は動いており、それによって周囲から押され、または引っ張られ、岩盤がその力に抗しきれなくなった時、結果としてある面を境として岩盤が急激にずれる現象が生じる。岩盤が急激にずれる時に揺れ(地震波)が生じ、地震波は周囲に伝わり、やがて地上に達すると地表が揺れる。この揺れによって、地下で地震が発生したことが分かる。
大規模な地震によってもたらされる災害を震災という。
震災には、次のような原因があると考えられる。
災害が起こる度に繰り返されるのが「善意」の強要である。かねてより問題となっていたが、ネットの普及により、「思い遣ってやっている」という、驕慢かつ傲慢な言動の実態が周知されるようになってきた。
震災において、特に必要のないものは次の通りである。
古着など誰も使わない。自分が使っていないものだからといって、そのようなゴミを送ってはいけない。食料は必要だが、配付するまで時間が掛かるので、日持ちするものを送る必要がある。
膨大な物資から、古着など使用できないもののの仕分けに膨大な人的資源が割かれる。阪神淡路大震災の場合、古着など雑巾にもならないような代物の処分に2,800万円もの費用が掛かったとされている。
受け取る側の需要を無視した支援は、善意ではなく、単なるエゴ、自己満足でしかない。
日本では、被害者が多数発生する大地震が発生した場合、気象庁によって名前が付けられる。
命名するかどうかの基準は、次の通りとされる。
最大震度6強クラスの地震も比較的頻発してはいるが、その殆どには名前がない。たとえば、2008(平成20)年7月24日の岩手県沿岸北部で発生した地震は最大震度6強を確認したが、被害が少なく、これらの条件を満たしていないため名前は付けられなかった。
従って、名前が付く地震とは、かなりの被害者が発生した地震であることを意味している。
気象庁によって名前が付けられた、日本の主要な大地震は次の通りである。
地震によって大きな災害がもたらされた場合は、地震名と別に、震災名が政府によって閣議で決められ命名されることがある。但し、震災名の命名方法については法律や制度は存在しない。
気象庁の地震名が付いていたとしても、被害が甚大でない場合は震災名が付かないことが多い。従って、震災名まで付く地震は、未曾有の大災害であったことを意味する。
※「関東大震災」の命名者は不明。また当時は震度6が最大だったため震度6となっているが、現在の基準であれば震度7に相当する。
震災名は都道府県や地区町村などの地方自治体が独自に命名することもあるが、こういったものはローカルに終始し、あまり使われることがない。
東日本大震災の翌日に発生した栄村大震災は、気象庁の基準に満たないため気象庁の地震名すら付いていないが、最大震度6強を観測した長野県下水内郡栄村はこの地震で壊滅した。
地震の多くは、地球の岩盤であるプレートの移動によって起こされる。
日本列島の場合、北半分は北米プレート、西半分はユーラシアプレート、東京の諸島はフィリピン海プレートという岩盤の上にあり、そしてハワイの方角から日本の岩盤に潜り込むように、太平洋プレートが少しずつ進んできている。
このプレートは、次のように分類する
太平洋プレートは西進し、日本に向かってくる。海洋性プレートより大陸性プレートの方が軽く柔らかいため、海洋性プレートの方が下に沈むのだと考えられる。このため、引きずられ、大陸性プレートが地下に引きずり込まれる。
大陸性プレートには、これに耐えようとする力が働くが、しかしその限界に達したときに、引きずり込まれた大陸性プレートは跳ね返る。この時には海溝型地震が発生する。
地震の予知とは、「いつ」「どこで」「どの程度の規模」の地震が起こるかという3条件を導き出すことをいう。
この予知が可能になれば、あらかじめ避難するなり、建築物の耐久を増す工事をするなり、堤防を強化するなりが可能となり、大災害は未然に防ぐことが可能である。
しかし、研究に莫大な国家予算が投入された結論は「地震は予知できない」である。
現在、地震は予知できるという前提で、これを著している今もなお莫大な国家予算も投入され研究が続けられているほか、民間でも、根拠薄弱な方法で地震の予知がなされている。
しかしこれまで、小さな地震はともかく、大地震はただの一度も予知に成功したことがない。
2016(平成28)年の熊本地震は予知できず、過去に遡っても、2011(平成23)年の東日本大震災、2007(平成19)年の新潟県中越沖地震、1995(平成7)年の阪神・淡路大震災、1993(平成5)年の北海道南西沖地震、1983(昭和58)年の日本海中部地震などなど、地震予知の研究が始まって以降の比較的近代でも震度5を超える地震は数あれどもことごとく予知できず、あまつさえ、地震の確率が低いと見なされていた地区でばかり大地震が発生した。
オカルト的な手法は例外として、一般的な地震予測は、断層の、エネルギーの蓄積と解放が同程度の間隔と規模で周期的に繰り返されるという仮説「周期説」をもととした予測モデルによってなされている。しかし大自然は、この予測モデルをことごとく覆してきた。結論としては、この仮説は間違いであるといえる。
現実には、自然界のどのような現象が地震に結びつくかはまだ分かっておらず、人知を越えていることから、今なお客観的な基準を作ることはできていない。
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