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蛋白質で、分子量は約2万。
ちなみに市販の納豆100gに含まれるナットウキナーゼの効果は、現在医療用として心筋梗塞の発作時に使われるウロキナーゼ1回分(20〜30万単位)に相当する。
またナットウキナーゼは12時間程度有効なのに対し、ウロキナーゼは3時間程度しか効果が無い。ちなみに、納豆100gは100円以下で購入可能だが、これに相当する量のウロキナーゼは薬価にして数万円〜数十万円にもなり、比較にならない。
納豆を食べれば血栓が治る、薬不要、医者不要、などという誤った考え方が日本には広まっているようである。
この前提として、納豆を食べれば、成分のナットウキナーゼが腸より「そのまま吸収」され、血液中を巡る、という大前提があるからだと思われる。しかし、これは現実ではない。
ナットウキナーゼが吸収されないということは、当然、期待される薬効は無いと言うことである。
試験管レベルではナットウキナーゼは血栓を溶解する働きがあっても、吸収されない以上は、納豆を食べて血栓が溶けることはなく、脳梗塞や心筋梗塞に効果はない、ということになる。
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