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科学技術庁告示第五号 平成十二年科学技術庁告示第五号(放射線を放出する同位元素の数量等)における、ラジウム226の実効線量係数(ミリシーベルト/ベクレル)は、次のとおりである。
つまり、(酸化物、水酸化物及び無機化合物以外の化合物を、10,000ベクレルを経口摂取した時の実効線量は0.034ミリシーベルト(34マイクロシーベルト)である。
投棄されたコバルト60線源が鉄屑に混入し、リサイクル鉄鋼となり、鉄筋として建築物に使われてしまうような事故が度々発生している。
例えば台湾ではコバルト60混入の鉄筋が、アパートなど約1700の建物の鉄筋として使用されたことが発覚した。およそ1万人の人々が9〜20年間居住し、平均約400mSvの放射線を被曝したことが2004(平成16)年3月21日から5日間行なわれた第14回環太平洋国際会議(PBNC)で台湾の研究者の健康影響調査で発表された。
この調査結果の興味深いところは、住民がみな健康になってしまったということで、中でもアパート居住者のがん死亡率は、台湾の一般公衆の3%にまで大幅に低下、先天性奇形も同7%に大幅低下したと発表された点である。もちろんこの発表は会議で大きな話題となり、後日、米国エネルギー省(DOE)などの仲介による再調査が行なわれた。
再調査では、特にがんの増減は見いだされなかったとする。白血病が僅かに増えたことが確認されたとするが、放射線によって増えないことがわかっているCLL(慢性リンパ性白血病)を除く白血病は症例数6人で有意な上昇とは言い難い。女性の乳がんも有意な差は見られず、甲状腺がんの増加は観察されなかった。
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