パクチー

読み:パクチー
外語:ผักชี タイ語 , coriander 英語 , 香菜 支那語(大陸・台湾) , Coriandrum sativum 学名
品詞:名詞

インド料理、ベトナム料理、タイ料理などをはじめとして世界各国の料理で使用されるセリ科の一年草であり、ハーブ(香草)である。

目次

分類

▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

  • ドメイン: 真核生物 Eukaryota
  • 界: 植物界 Plantae
  • 門: 被子植物門 Angiosperm
  • ▼: 真正双子葉類 eudicots
  • ▼: 基幹真正双子葉類 core eudicots
  • ▼: キク群 asterids
  • ▼: キキョウ群/第2真正キク群 campanulids/euasterids Ⅱ
  • 目: セリ目 Apiales
  • 科: セリ科 Apiaceae
  • 属: コエンドロ属 Coriandrum
  • 種: コエンドロ sativum

旧階層

古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

  • 門: モクレン門 Magnoliophyta
  • 綱: モクレン綱 Magnoliopsida
  • 亜綱: バラ亜綱 Rosidae
  • 目: セリ目 Apiales
  • 科: セリ科 Apiaceae

用途

葉や茎に独特の芳香があり、スパイスや食用として用いられる。

原産は地中海東部とされ、この付近では古くから栽培され食用として使われていたことが知られている。

名称など

パクチーはタイ語である。英語ではコリアンダーという。和名では「コエンドロ」というが殆ど使われておらず、日本ではタイ語か英語のどちらかで呼ばれることが多い。

呼び分けとしては、英語のコリアンダーは通常、種子(コリアンダー・シード)を指しており、「ごま」のようなものである。対して、パクチーというと生の葉をいうことが多い。

あまり知名度が無いころは、輸入品しかないうえ需要もあまりなかったために日本国内で入手するのは難しいハーブだった。現在では国内でも栽培されており国産品も広く流通している。

種子はカレー材料として用いられることもあり、味わいととろみを出すのに使われている。また刻んだ生の葉や茎も、香りつけに使われている。

用語の所属
インド料理
関連する用語
ガラムマサーラー

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