サッカリン

読み:サッカリン
外語:saccharin 英語
品詞:名詞

トルエンを原料とする人工甘味料。安息香酸スルファミド。

目次

基本情報

  • 組成式: C7H5NO3S
  • 分子量: 183.19
  • 比重: (該当資料なし)
  • 融点: (該当資料なし)
  • 沸点: (該当資料なし)
  • CAS番号: 81-07-2
  • ICSC番号: (登録なし)
  • 官報公示整理番号(化審法番号): 5-198

サッカリン
サッカリン

  • 外観: 不明
  • 溶解性: 水に不溶

誘導体、関連物質の例

発見

アイラ・レムセン(Ira Remsen)により発見された。

甘味が砂糖の200〜500倍程度あるが、苦味もあるため他の甘味料と併用されることが多い。

普及

サッカリンは殆ど水に溶けないため、主にチューイングガムで使われた。このナトリウム塩であるサッカリンナトリウムは水溶性であるため、一般にはナトリウム塩が使われている。

ちなみに、この甘味料がかつて砂糖の代わりに頻用されたのは、砂糖より安価であったためである。

吸収性

消化器管からの吸収速度が速く、経口投与後直ぐに血中濃度が最高に達する。

酸性条件下では非イオン型が多くなり、吸収されやすい。

毒性

かつてはチクロと共に一大栄華を誇ったが、発がん性の疑いがあることが分かり、1973(昭和48)年に使用禁止になった。

しかし後の研究により、発がん性の疑いは殆ど心配無いことが明らかとなり、現在は制限つきで再認可されている。

それでも人工甘味料の中では比較的毒性が高いとされていて、成人でも毎日5g〜25g摂取すると数日で下痢や胃酸過多などの症状を引き起こす。

安全性

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)
  • 規制値
    • 一日許容摂取量(ADI): 0〜5mg/kg体重/日
    • 暫定耐用一日摂取量(PTDI): (該当資料なし)
    • 急性参照値(ARfD): (該当資料なし)
    • 暴露許容濃度(TLV): 設定されていない

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club