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岡山県内のバスや路面電車で使用されている、ICカード乗車券。Harecaの商標権は社団法人岡山県バス協会が保有している。ソニーが開発したFeliCaシステムを採用している。
岡山県内のバス、路面電車用のカードである。
日本鉄道サイバネティクス協議会(略称サイバネ協会)が規定した「自動改札システムに用いるICカード乗車券規格」に対応した非接触ICカードによる乗車券であるが、カードに記録される情報自体は完全に独自仕様である。
従来使われていた磁気カード「岡山県共通バスカード」の更新のため、両備グループが主体となり導入した。このためバスカードのように、購入やチャージ時には8%のプレミアが加算される。プレミアがあるため、Harecaを他の地域で使用することはできない。HarecaはHareca加盟事業者専用のカードである。
Harecaは両備グループが主体であることから、両備グループと距離を置いていた事業者はHarecaに参入せず、このためサービスエリアは岡山県共通バスカードの範囲から大幅に縮小することとなった。
なお、Hareca圏はPiTaPaのエリアでもあり、ポストペイでの精算が可能である。
いずれも、バスについては路線バスのみで、岡山県外への高速バスや定期観光バス等は除く。
カードは2000円で販売されている。うち500円がデポジットである。
購入時点でプレミアム額120円が含まれており、1,620円ぶんが利用可能。
Harecaは、Hare(晴れ)+Card(カード)を語源とする。
岡山県は降水量が少なく、特に降水量1mm以上の日数が日本一少ない県とされており、このため「晴れの国」の異名がある。ここから、カードの名前となった。
マスコットキャラクターとして、太陽に胴体や手足の生えた系の、いわゆるゆるキャラが採用されている。
譲渡は可能だが、個人情報を登録したカードは譲渡できない。一旦解約(払い戻し)する必要がある。
最後の利用日から10年間。
Harecaの当初導入社局4社は、Hareca導入と同時にPiTaPaにも加盟したため、PiTaPaを片道で受け入れる。この場合、PiTaPaでの支払いはポストペイ(後払い)で対応できる。
PiTaPaはICOCAと相互利用可能となっているため、PiTaPaに対応する事業者は、ICOCAも利用できる。
後から参入した宇野バスは、Hareca単独での加盟で、PiTaPaに加盟していない。このため、Harecaしか利用できず、PiTaPaやICOCAは利用できない。
利用者情報が登録されたカードの場合に限り、カードを紛失しても再発行が可能。
他人に使われた分は戻らないので、紛失に気付いた時点で取扱窓口で使用停止手続きとともに再発行手続きを行なう(要身分証明書)。以降、土日祝を除く3営業日以降に、取扱窓口で再発行されたカードを受け取ることができる。
再発行手数料200円と、新たにデポジット500円が必要である。
30分以内にバスからバスへ乗り継いだ場合、大人20円、子供10円割引
誕生日以降3日間、利用ごとに大人50円、子供20円割引
事業者が指定する特別な割引の日は割引となる
Harecaは2000円で販売されている。このうち、500円はデポジットである。
初回購入時は、この1500円分に、購入時プレミアとして8%(120円)が加算され、1620円分が利用できる。
チャージ(積み増し)は、各社とも、バス、路面電車、取扱窓口で可能。
通常は、1000円(1000円札1枚)、3000円(1000円札3枚)、5000円(5000円札1枚)、1万円(1万円札1枚)の4通りに対応する。
チャージ時に8%のプレミアが付くため、次の金額となる。
先月の利用総額(Hareca加盟局すべての合計)に応じて、翌月の初回チャージ時に利用総額プレミアが加算される。
それぞれの範囲の合計となるため、例えば先月利用総額が13000円であれば、次の計算により、120円+120円+160円+200円で計600円となる。
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