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制動装置。スピードを落とすために使われる装置。
列車のブレーキには、踏面ブレーキ、ディスクブレーキなどの摩擦ブレーキや、発電ブレーキ、回生ブレーキ、渦電流ブレーキ等の電気ブレーキ、また気動車ではエンジンブレーキなども使われるが、これらのブレーキは粘着力に依存するので、電磁吸着レールブレーキなどの、粘着力に依存しないブレーキも研究されている。しかし、レールブレーキなどは、作用中の発熱でレールが曲がるなどの問題があり、実用化には至っていない。
また、そのブレーキを使う場面によって、常用ブレーキと非常ブレーキとに分かれる。常用ブレーキは摩擦ブレーキや電気ブレーキなどが多用されるが、非常ブレーキは摩擦ブレーキがほとんどである。
法令では、空気ブレーキの空気圧力が低下した際は発車できない仕組みにする、電車や電気機関車では停電してもブレーキが働く仕組みにする、といったことが定められている。また、在来線では、ブレーキをかけ始めてから600メートル以内に止まれるブレーキを装備するよう、国土交通省令で定められている。
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