ア | イ | ウ | エ | オ |
カ | キ | ク | ケ | コ |
サ | シ | ス | セ | ソ |
タ | チ | ツ | テ | ト |
ナ | ニ | ヌ | ネ | ノ |
ハ | ヒ | フ | ヘ | ホ |
マ | ミ | ム | メ | モ |
ヤ | ユ | ヨ | ||
ラ | リ | ル | レ | ロ |
ワ | ヰ | ヴ | ヱ | ヲ |
ン |
A | B | C | D | E |
F | G | H | I | J |
K | L | M | N | O |
P | Q | R | S | T |
U | V | W | X | Y |
Z | 数字 | 記号 |
オセアニアにある島国の一つ。この国は現在、世界で最も親日の国の一つである。
第一次世界大戦以降、ドイツから島々を占領し返した日本人が多く住むようになったことから、日本語が達者なパラオ人も多い。
現代パラオ語にも、選挙、弁当、大丈夫、乳バンド(昔の日本ではブラジャーをこう呼んだ)など、近代的な語彙に関しては日本語由来の言葉が多い。これも日本の影響である。
日本以外で、世界で唯一日本語を公用語とする州がパラオのアンガウル州であるとされている。が、この話はよく聞かれるが、現実には証拠がなく、定かではない。しかしパラオの言葉に日本語の単語が数多く入っていることは事実である。
どのような日本語が話されているのかは不明だが、恐らく今でも乳バンドなのだろう。
首都となるコロール島とバベルダオップ島には、パラオの生命線となる橋が架かる。この橋は日本が架けた。
それ以前、ここには南鮮がKBブリッジ(Koror-Babeldaob Bridge)を架けた。
しかし建築当時から地元民に「あの橋はヤバい」と言われ、1996(平成8)年9月26日に突如真っ二つに崩落した。水道管やコロール島に供給する電線が通っていたため国民生活は大混乱、ナカムラ大統領は国家非常事態宣言を発する事態になった。
4ヶ月半後に何とか仮設の橋は架かったが、無残なその姿を見たナカムラ大統領は居たたまれなくなり、日本の力を借りるべく訪日して援助を要請した。日本はこれに応え、総額32億円以上のODA無償援助を供与した。
こうして日本は、パラオとの更なる友好親善発展を願って橋を再建することになった。鹿島建設が再建し、2002(平成14)年1月に竣工式を迎えたこの橋は見るからに頑丈そうな斜張橋で、「日本・パラオ友好の橋」(Japan-Palau Friendship Bridge)と命名された。
初日には、日本の架けた橋を一目見ようと数千人(国民の約1割)が詰めかけたとされる。
独立前は、世界唯一の非核憲法を持っていて注目されたこともあった。
日本でもこの憲法を熱烈に支持したサヨク勢力が、パラオへの非核ツアーを組んだほどだった。
しかしアメリカから独立するという悲願達成のため、この非核条項を住民投票により修正した。この決定までに全8回の住民投票が実施され10年の年月を要し、その間二人の大統領が謎の死を遂げるという多大な産みの苦しみがあった。
ちなみにこの独立一周年の1995(平成7)年10月1日は日本では日本社会党の村山富市内閣の時代であった。世界各国からパラオに祝電が届く中、遂に日本からの祝電は届かなかった。当時の社会党の村山がこの憲法改正に対してどのような見解を持っていたかがキーワードであるが、時のナカムラ大統領は大変に悲しんだと伝えられている。
コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます