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元を遡ればパーソナルコンピューターで元号の合字がNEC特殊文字として実装されたことに由来する。
この文字集合に㍾、㍽、㍼という組文字があり、後に㍻も追加された後、JIS X 0213で日本の標準として採用された。
これがISO/IEC 10646とUnicodeでも採用され地味に使われ続けることになり、要望により令和の組文字もISO/IEC 10646とUnicodeで採用されることになった。
2019(平成31)年5月に改元することが決定すると、その次の元号の組文字も同様に必要となり、もって日本の情報処理学会がISO/IEC 10646とUnicode規格に組文字を基本多言語面(BMP)に追加するよう要求した。
BMPへの追加を要求した理由は「この組文字は日本のITシステム、特に比較的古く巨大なエンタープライズシステムや、小型ディスプレイデバイスを備えた組み込みシステムで広く使用されてきており、BMPにしか対応していないシステムであること」を理由としている。
こうしてBMP内の空き領域が探されたがもはや空きはないため、囲みCJK文字領域の最後、本来は日本語用の丸囲みン(ン⃝)用に空いていたU+32FFに、新元号の組文字を割り当てた。
コンピューターでの実装が必要となるということで、新元号が発表されるよりも前、元号未定の状態で文字のコードポイントが確保されたという極めて異例の文字である。
Unicodeでは12.1.0から正式に規格化された。ちなみにUnicode 12.1.0で追加されたのはこの1文字だけである。
この文字は組文字であるので分解ルールを定める必要があるが、日本国政府が元号は改元直前まで発表しないとしたため、元号が発表されるまではそれもできないため世界中に迷惑を掛けることになった。
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