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日本の元号の一つで、大化から数えて232番目の元号。平成の後で、これを著している現時点での元号である。
その内容を簡潔にすると、高齢で職務を全うできないため、そろそろ皇太子殿下に譲位するべきである、とのことであった。
天皇陛下の言葉を重く受け止めた政府は法整備含め準備にかかり、2019(平成31)年4月1日に新元号の発表、2019(令和元)年5月1日に譲位、という段取りを決定した。
これに伴い元号法により平成に改元する政令「元号を改める政令(平成31年政令第143号」が公布された。
皇太子徳仁親王殿下が践祚し、第126代天皇陛下に即位した。
元号は、2019(平成31)年4月1日の朝に決定され、官報「「平成31年4月1日 官報 号外特第9号」の政令および告示」で公告された。
政令で元号の字が、告示でその読み方が定められている。
同時に官報で公告された告示全文は以下の通り。
告示
内閣告示第一号
元号を改める政令(平成三十一年政令第百四十三号)の規定により定められた元号の読み方は、次の通りである。
令和 平成三十一年四月一日
日本最古の歌集「万葉集」の「
当該の梅花(うめのはな)の歌三十二首并せて序の該当部分は次の通りである。
初春 の令月 にして、気淑 く風和 ぎ、梅は鏡前 の粉 を披 き、蘭 は珮後 の香 を薫 す。
「令月」から令、「風和ぎ」から和、がそれぞれ採られた。
なお、元号の字そのものには思い入れはあっても意味は本来的には存在しないが、海外への広報用として、外務省は令和に「Beautiful Harmony」という訳語を付けるよう案内している。
なお、「令和」の考案者は公表されていないが、万葉集が専門の国文学者で国際日本文化研究センター名誉教授の中西進ではないかと考えられている。中西進は自著を出す筑摩書房(東京)に対し、万葉集は「令(うるわ)しく平和に生きる日本人の原点です」とのコメントを送信しており、増刷の際にこのコメント入りの帯に変更されている。
政府が、元号を選定するにあたり、「元号に関する懇談会」として有識者を集めた。次の9名である。
マスコミの人間ばかりの中に、政財界、法曹界から起用したほか、ノーベル医学生理学賞受賞者の山中伸弥京都大教授、直木賞作家の林真理子、などが起用されている。
政府は、懇談会に6つの原案を示したとされる。
懇談会は、出典を日本の古典にすることで一致し、そして「令和」を推す声が最も大きかったとした。
令和を1文字にした組文字として「㋿」がある。国際的にはUnicodeによって標準化されているが、日本のJIS X 0213で採用されるかどうかは不明である。
天皇陛下が高齢を理由に退位の意思を表明したことから、譲位されることになった。5月1日に新天皇が即位してから、正式に即位を表明する儀式10月22日の「即位礼正殿の儀」の日までの空欄期には、地震や台風などの自然災害が相次いだ。
儀式のさいに用いる宝物「三種の神器」の一つ「草薙剣」(天叢雲剣)は雨を降らせるなど祟りをもたらす霊力を持った剣で、平成最後〜令和最初の日も、この剣の霊力で雨が降った。即位礼正殿の儀でも雨が降るが、この儀式では前日に台風が上陸前に温帯低気圧に変わったり、儀式が始まると晴れて虹が架かったりしたため注目を集めた。
21日
天叢雲剣「台風20号呼び寄せたろ。めちゃくちゃ雨降らせたろ」
台風20号「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」
天皇陛下「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」
台風20号「(´・ω・`)ショボーン」 →温帯低気圧へ
22日
天叢雲剣「台風20号はやられたか…奴は四天王の中で最弱…それでも雨は降らせたろ」
雨雲「ザザーーーー」
天皇陛下「天照様、これから即位礼正殿の儀をします」
天照大神「見に来ちゃった///」
→晴れた上に虹まで架かる
また、この雨のため延期されていたパレード「祝賀御列の儀」の日(11月10日)も、儀式の間はよく晴れ、儀式が終わると雲が出てくるという現象が見られた。
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