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訪問しようとする国の大使館又は総領事館等(これを在外公館という)が、その旅行者が所持する旅券は有効であり、かつ入国させても支障のない者であると認定して与える推薦書のこと。旅券の裏書き。ビザ。
査証には、次のような種類がある。
日本国籍の人の場合、短期の観光目的や通過目的であれば、殆どの国は無査証・入国審査無しで入国可能であるため、査証の取得を要しないことが多い。日本国旅券は世界最強だからである。
但し、長期旅行や留学目的などの場合には査証が必要である。このうち「長期」の条件、つまり無査証で滞在可能な期間は国により異なるので、事前確認が必要である。
特に記述のない国は、短期の旅行目的の場合のみ、査証は免除される。
日数等は、観光目的(商談等通常の商用目的を含む)における日数条件である。
シェンゲン協定加盟国は、それぞれ出入国に関して単一の国と同様の扱いとなる。
特に記述のない国は、査証が必ず必要。
日本国籍の場合、査証免除取極があるためレバノン共和国への入国に査証は不要だが、旅券に出入国スタンプがある場合、査証があってもその隣国(シリア、イエメン、スーダン、リビア)へは入国できなくなる。
オーストラリアは、通過の場合は原則として査証不要だが、日本国籍の場合、極めて簡単な手続きでWebサイトからETA(電子入国許可)を取得することができ、取得するとオーストラリア国内に最大3ヶ月まで滞在できる。なお、空港から出ないトランジット(例えばドバイ→シドニー→オークランドへの旅行)でも取得しておいた方が安全であるとされている。
日本へ入国しようとする外国人(船舶や航空機の乗員を除く)は、その当人の自国にある日本国大使館または総領事館等で予め査証を取得した上で来日せねばならない。
但し、一部の国に対しては、短期滞在に限り査証を免除している。
なお、「査証が必要」かどうかと「入出国の審査が厳しい」かどうかは無関係である。
ある人の個人的な感覚では、入国審査の嫌な順は以下のとおり(下に行くほど嫌)だったとする。ただし、1回だけの経験も含むので一般論かどうかはわからないとしている。
西ヨーロッパ(英国、アイルランドを除く)では殆どの場合、日本国旅券を出したらすぐスタンプを押して返却してくれる。何か訊かれることは滅多にない(もちろん本人に問題がある場合やテロが予告されている場合などは除く)。
北アフリカ、東南アジアも同様だが、入出国カードの記入が面倒(マレーシアはカード不要だった可能性あり)。
カナダ、ニュージーランド、支那では若干質問されるが、普通は定型のもの(何日滞在するか、どこに泊まるか等)。
アメリカ、英国では殆どの場合、最低2、3の質問をされ(定型外の場合もある)、答えられなければ通してもらえない。しかもアメリカの場合は係員が威圧的とされる(かつて、なぜ結婚してないのか、との質問があったとされる)。
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