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WILLCOMが2009(平成21)年10月1日に提供開始した「XGP」(次世代PHS)のサービスブランド名。現在はサービスを終了している。
元々は、2008(平成20)年5月26日に「WILLCOM CORE」として名前が発表されたサービスであるが、その後は関連サービスを含めた総称が「WILLCOM CORE」となり、次世代PHSは「WILLCOM CORE XGP」となった。
PHSの既存基地局約16万局を用いたマイクロセルによる通信サービスであり、MVNOなどの事業展開を想定していた。
目標は上下ともに最大100Mbpsで、当初は20Mbps。
新幹線でも使える300km/h(720km/hBeat)での移動に対応、市街地でも安定した実行速度を達成する、としていた。
しかし、XGP普及を前に、WILLCOMは経営破綻し会社更生法の適用を申請、事実上倒産した。XGPの技術はソフトバンクに奪い取られることとなり、Wireless City Planning(WCP)が技術を継承した。サービスもWCPが「XGPサービス」として継承したが、これは2012(平成24)年1月31日で停波し終了した。
2009(平成21)年10月1日からの個人向けサービスの価格は以下の通り。
両方の契約が必要で、合計で月額5,325円である。
ただし、無料キャンペーンが実施されており、無料で利用できた。
本格サービス開始時点ではサービスエリアはJR山手線周辺の一部地域限定。
対応端末の提供数は400台で、2009(平成21)年9月30日までWebサイトにて受付、応募者多数の場合は抽選としている。
申し込み条件は「AIR-EDGE」または「WILLCOM CORE 3G」を既に契約中で、かつ契約住所が東京23区内のユーザー、としている。
僅かな台数でのみ運用されていたが、無料キャンペーンの状態が長く続いている。
WILLCOM CORE XGPでは、次を実現するとしていた。
100Mbpsは、30MHz(全帯域)×2(MIMO)使用した場合の最大伝送速度で、サービス開始当初の速度は20Mbpsとしている。
対応端末は次の通りだった。GX001INがどうなったのかは詳細不明である。
XGPは現行PHSのマイクロセルネットワークを活用したエリア構築が可能なことを特徴としていたが、WILLCOMを手中に収めたソフトバンクは、まずWILLCOMのPHS事業とXGP事業を分割した。
XGP事業と2.5GHz帯の免許は、ソフトバンクと再生ファンドのアドバンテッジパートナーズが出資して作ったXGP事業者であるWireless City Planning(WCP)に継承された。
Wireless City Planningは、TD-LTEを採用しTD-LTEと高い互換性を持つAXGP(XGP 2.0)としてこれを実用化した。
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