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USB ホスト コントローラーに搭載されている、USB HUB相当の回路のこと。
USBは、スター型接続のネットワークを形成するため、その頂点となる接続先が必要である。
USBのネットワークトポロジーでは、各ホストコントローラーごとに一つの「USB Root Hub」が仮想的に用意されている。
USB 2.0に対応したパーソナルコンピューターでは、通常はEHCIとして2つのホストコントローラーを持っており、すなわち2つのUSB Root Hubが存在する。コンピューターの設計にもよるが、この場合、USBコネクターの前面と背面にそれぞれを割り当てることが多い。
USBデバイスは、このUSB Root Hubか、またはUSB Root Hubに接続されたHUBのポートに接続される。基板に搭載されたデバイスは前者、USBコネクターで外付けしたものは後者である。
Windows 7のデバイス マネージャーで接続別の表示にすると、チップセット内蔵のUSB ホスト コントローラーの場合は、USB Root Hubの下に、USB 2.0ならGeneric USB Hubが一つ、USB 3.0ならさらにGeneric SuperSpeed USB Hubが追加で存在し、その下に、各ポートに接続されたUSBデバイスが接続されるツリー構造が表示される。
各USB Root Hubを頂点とするバスは、この内蔵されたHUBで分岐され、外部に多数あるUSBポートへと分かれて出力されることになる。
USB 3.0の場合、USB 2.0とは電気的に全く異なる通信線を使って高速化しており、このため、Generic Hubの段階から異なる管理がされている。
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