改行がCRLFで、1行が改行込み1000バイト以内となる。関連する仕様にMIMEがあるが、RFC内で紹介はしているものの、仕様として取り込んではいない。
RFC 822からの主な変更点は、次の通りである。以下で※を付したものは、もはや生成されないものを意味する。
- 時代遅れなphaseの形式で、ピリオドを許容した
- ABNFは、ドキュメントから[ABNF]に移行した
- 4桁以上の数字が年として許容された
- ヘッダーフィールドの順序(およびその欠如)を明確化した
- Encryptedヘッダーフィールドが削除された
- Receivedの構文が、いかなるtoken/valueの対でも許されるよう緩和された
- "-0000" タイムゾーンを明確に許容し、意味を定義した
- 折り畳み余白(Folding white space)は、あらゆるトークンの間では許容されなくなった
- 宛先に関する要件は除去された
- 転送と再送について再定義した
- 拡張ヘッダーフィールド(RFC 822にあったX-*ヘッダーフィールド)は、もはや明確に定義されない
- アスキーコード0 (null) は除去された ※
- 折り畳みによる継続行で、余白だけが許容されない ※
- Date中に自由にコメントを挿入することが許容されなくなった ※
- 数値以外のタイムゾーンが許容されなくなった ※
- 2桁の年は許容されなくなった ※
- 3桁の年は解釈されるが、生成は許容されなくなった
- アドレス中の経路は、許容されなくなった ※
- local-partsやドメイン中のCFWSは、許容されなくなった ※
- アドレスリストの空のメンバーは、許容されなくなった ※
- フィールド名とコロンの間の折り畳み余白は、許容されなくなった ※
- フィールド名とコロンの間のコメントは、許容されなくなった
- In-Reply-ToとReferencesの構文が厳しくなった ※
- msg-id中のCFWSは、許容されなくなった ※
- 再送フィールドの意義が、情報のみとなり、厳しくなった
- Resent-Reply-Toは、許容されなくなった ※
- (resentとreceivedを除き)フィールドは複数回出現してはならない ※
- 遊離したCRやLFは、許容されなくなった ※
- 返信パス中の経路は、許容されなくなった ※
- 行長制限を規定した
- Bccを、より明確に規定した