RFC 2822

読み:アーエフスィーにーはちにーに
外語:RFC 2822: Request For Comments 2822 英語
品詞:固有名詞

電子メールに関するきまりが書かれたRFCRFC 822を破棄(obsolete)し、新標準となった。

目次

  • 題名
    • Internet Message Format
    • インターネットメッセージ形式
  • 発行日: 2001(平成13)年4月
  • 著者: Peter W. Resnick/QUALCOMM Incorporated
  • プロトコル: 提案標準プロトコル(PROPOSED STANDARD)
  • カテゴリー: Standards Track
  • 関係
    • 破棄: RFC 822
    • 被破棄: RFC 5322
    • 被更新: RFC 5335、RFC 5336
    • 関連: RFC 1521、RFC 1327

従来のRFC 822を、時代に合わせて修正したもの。現在使うべきでないものを明確にobsoleteした。

但し、このobsoleteされたフォーマットのメッセージは、作ってはならない(MUST NOT)が、受信した際には解釈できなければならない(MUST)ことになっている。古い実装との互換性を維持するためである。

改行がCRLFで、1行が改行込み1000バイト以内となる。関連する仕様にMIMEがあるが、RFC内で紹介はしているものの、仕様として取り込んではいない。

RFC 822からの主な変更点は、次の通りである。以下でを付したものは、もはや生成されないものを意味する。

  1. 時代遅れなphaseの形式で、ピリオドを許容した
  2. ABNFは、ドキュメントから[ABNF]に移行した
  3. 4桁以上の数字が年として許容された
  4. ヘッダーフィールドの順序(およびその欠如)を明確化した
  5. Encryptedヘッダーフィールドが削除された
  6. Receivedの構文が、いかなるtoken/valueの対でも許されるよう緩和された
  7. "-0000" タイムゾーンを明確に許容し、意味を定義した
  8. 折り畳み余白(Folding white space)は、あらゆるトークンの間では許容されなくなった
  9. 宛先に関する要件は除去された
  10. 転送と再送について再定義した
  11. 拡張ヘッダーフィールド(RFC 822にあったX-*ヘッダーフィールド)は、もはや明確に定義されない
  12. アスキーコード0 (null) は除去された
  13. 折り畳みによる継続行で、余白だけが許容されない
  14. Date中に自由にコメントを挿入することが許容されなくなった
  15. 数値以外のタイムゾーンが許容されなくなった
  16. 2桁の年は許容されなくなった
  17. 3桁の年は解釈されるが、生成は許容されなくなった
  18. アドレス中の経路は、許容されなくなった
  19. local-partsやドメイン中のCFWSは、許容されなくなった
  20. アドレスリストの空のメンバーは、許容されなくなった
  21. フィールド名とコロンの間の折り畳み余白は、許容されなくなった
  22. フィールド名とコロンの間のコメントは、許容されなくなった
  23. In-Reply-ToReferencesの構文が厳しくなった
  24. msg-id中のCFWSは、許容されなくなった
  25. 再送フィールドの意義が、情報のみとなり、厳しくなった
  26. Resent-Reply-Toは、許容されなくなった
  27. (resentとreceivedを除き)フィールドは複数回出現してはならない
  28. 遊離したCRやLFは、許容されなくなった
  29. 返信パス中の経路は、許容されなくなった
  30. 行長制限を規定した
  31. Bccを、より明確に規定した
関連するリンク
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ITU-T X.400

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