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低電圧差動信号インターフェイス。米National Semiconductorがフラットパネルディスプレイ用に開発した高速ディジタル伝送方式。TIA/EIA-644で規格化されている。
当初は業界標準とされていたが、TMDS登場後は特に外付けディスプレイでその地位を奪われつつある。ノート機では一般的に利用されている。
この規格では、AC/DC特性、基板実装方法、スキュー、消費電力などについて規定されている。
具体的には、LVDSは3.5mAの直流駆動型インターフェイスであり、電圧(振幅)は受信側の両端に付けられた終端抵抗によって決まる。受信側の終端抵抗が100Ωであれば、LVDS信号は350mV(0.35V)の振幅となる。
コンピューター分野では、フラットパネルディスプレイが大型化・高精細化し、それ従い単位時間あたりのデータ量も増大しデータ転送も高速化が要されるようになった。
そこで開発されたLVDSは、少ない信号線数でかつ、銅線材を用いて小さい電圧変化の差動信号で伝送し、高速・低消費電力・低EMI(低ノイズ)を実現した。
また伝送ライン上は定電流のため負荷条件が変化しても安定して動作する。データ信号用ラインに18ビット色時3対/24ビット色時4対とクロック信号ライン1対を用いる。
信号の符号化・圧縮はせず、STN信号にも対応する。
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