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Webページ上に書かれている謎の言葉。
英語で Japanese は、次の意味がある。
これに副詞の only を付けた場合、英語の副詞は形容詞を修飾することが多いが、いずれにせよ解釈は二通りが考えられる。
実際に、日本人専用のページも存在するわけだが、しかし多くのページでは、日本語だけで書かれている、という意味で使われているらしい。
中には Japanese only。 のように、いわゆる全角文字(JIS X 0208)で書かれている場合があるが、これでは日本語が表示できない環境の人には全く読めない。
そもそも、このような事を書く必要はない。Sorryなどと謝る必要は、尚更ない。
日本語でWebサイトを作ってはいけない、英語版のページも用意しないといけない、などという決まりは不文律でさえも存在しないし、こんなことを書かずとも、外人がアクセスしてきて読めない言語だと判断したら自主的に立ち去るか、Googleなどで翻訳して読むだけだろう。
"JAPANESE ONLY"をやめようキャンペーンによると、次の5案が外人より提案されたとしている。
なぜ、どのような経緯で、このような表現が広まったのかは、良くわかっていない。
Googleでの日本語ページヒット数の推移は次の通り。
減少傾向にあるかと思いきや、時々増えたりもするようである。
初期のHTMLは、実は「英語専用」だった。かつてのHTML 2.0は、英語専用だったのである。HTML 2.x以降で国際化され、日本語も利用できるようになった。
そのようなインターネット創生期(1990年代前半)は、ネットでは英語しか使われていなかった。そこに日本語が割り込む形となる。
しかも当時のオペレーティングシステム(OS)は特定言語専用であり多国語に対応していなかったことから、日本語に対応していないOSでは、文字化けだらけとなった。
さて、謙虚で、一歩引くことに定評のある日本人である。そんな世界で当時の日本人がしたことは、日本語ページのトップページに "Sorry, Japanese only." を入れることだったのである。
今のコンピューターは、スマートフォンやタブレットコンピューターですら多くの言語が標準で利用可能であり、このような配慮は全く不要になっている。アクセスしてきた外人が読めないとしても、とりあえず文字化けすることはない。従って、現在においては、全く不要な一文であると言える。
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