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JIS X 0201で規定される文字コードのうちの右側部分に相当するもの。
「半角カナ」という概念が生まれた最大の理由は、シフトJISが作られたことによる。
当時の8ビットマイクロプロセッサーを採用したパーソナルコンピューターは非常に機能が低く、漢字を気軽に扱うことは不可能であった。
文字は、ASCIIを拡張したJIS X 0201というものが使われており、規格で左側と呼ばれる0x00〜0x7fの範囲はASCII相当(ISO 646)で、規格で右側と呼ばれる0x80〜0xffの範囲の一部にカタカナ文字を割り当てた。
かくして、カタカナだけではあるが、アメリカで産まれ英語しか考えられていなかったパーソナルコンピューターでも「日本語の処理」が可能となったのである。トテモ カクメイテキナ テ゛キコ゛トテ゛シタ。
計算機の性能も上がり、JIS C 6226-1978(後のJIS X 0208)という標準規格も作られ、漢字を扱うことが可能になった。ここで、どのように漢字を符号化するかが問題となる。
当初は、従来のJIS X 0201との互換性は捨てる予定だったが、結局それは出来ず、互換性を維持したまま漢字に対応することになった。
結果、従来のカナ文字は全て残され、右側で文字が定義されていなかった部分を拡張し、ここに漢字文字つまりJIS C 6226-1978を配置することになったのである。
漢字は画面の解像度の関係から、英数字やJIS X 0201のカナの倍の幅で表示された。一般的には、英数カナは横8×縦16ドット、漢字は縦横16ドットだった。ここから、漢字が「全角」、その半分の幅である英数字やカナが「半角」と呼ばれるようになった。
現在では、様々なフォントを利用可能になり、またプロポーショナルフォントも一般化した。このため、文字の幅は様々なものが混在するようになり、半角/全角という二種類だけではなくなった。
プロポーショナルフォントでは、いわゆる半角カナが、いわゆる全角カナの半分の幅とも限らなくなっており、「半角カナ」という呼称は、実態を反映していない単なる通称となっている。
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