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GSMやPDC等において、使用周波数帯域を状況に応じて可変させる方式で、日本ではNTTドコモやJ-フォンが採用した高音質コーデック。NTTドコモでは "ハイパートーク"、J-フォンでは "クリスタルボイス" という商品名が付けられている。
従来のフルレートは、フルレート(VSELP)とハーフレート(PSI-CELP)を回線の混雑状況に応じて切り換えていた。エンハンスドフルレートもこの機能は同等だが、フルレート時のコーデックにCS-ACELP(ITU-T G.729) を採用した点が異なる。CS-ACELPの伝送速度は従来のフルレート(VSELP)同様11.2Kbpsだが、音声情報が8Kbpsになった(VSELPは6.7Kbps)。その分も音質に寄与しており、cdmaOneのEVRCよりも音質が良いと評価されている。
転送速度と音声情報の速度に差があるが、これは誤り訂正符号という冗長データが含まれるためである。電波なので各種の電波障害によりエラーが発生する可能性があるが、この情報により多少のエラーは訂正できるのである。冗長度が高い(誤り訂正符号の量が多い)ほどエラーに対する耐性は高まるが、電波に余裕がない携帯電話では簡単には増やせない。また訂正には処理時間が掛かるため、あまり強力な誤り訂正を行なっていると電話で重要なリアルタイム性を損なってしまう。エンハンスドフルレート(CS-ACELP)では、この誤り訂正機能には若干目をつぶって、その分を音声データ用としている。
なお、高音質が得られるのはフルレートの場合だけで、ハーフレートは従来と同じコーデックであり音質の向上は無い。従ってTDMAの物理スロット数に余裕がない限り、意味をなさないのが難点である。
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