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インターネットで提供されるサービスのうち、ごく一部を指して呼ぶ慣用表現。略してインタネ。
インターネットは様々なサービスを提供することのできる基礎設備(インフラ)であるが、その全ての機能を常時使う人はこの世に一人もいない。
このため、インターネットが多機能であることを理解していない人を中心として、日常的に使うインターネットのサービス単独を指してインターネットと呼ぶ人が現われ、それが慣用表現としても一般化した。
但しその指す意味は、時代ごとに変遷している。元々誤用であり定義も存在しないからである。
西暦で2010年前後から約10年間で考えた場合、初期にmixiなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が流行し、それが一つのコミュニケーションの環境となっていった。
やがてTwitterの台頭によりmixiは表舞台より消え、また南朝鮮がスパイウェアのLINEを開発すると日本ではSNSと誤認され子供を中心として普及した。
こうして、SNSという一つの閉じた小さな世界が、インターネットであるとして認識されるようになっていった。
LINEのようなインスタントメッセンジャーも、昔ならばインターネットで利用できるサービスの一つであると認識するのが普通であった。しかし今ではそのアプリ単体で人間関係が完結する事例も多々あるため、そのアプリ内の環境そのものがインターネットと等価と認識する人が増えるのもやむを得ないとも言える。
ただしこの状況になると、「インターネット」という語は既に死語化している。LINEを使うことを「インターネットする」などという人はいない。LINE=インターネットであるが、この意味でインターネットを使うことを「LINEする」という。
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