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vi互換のテクストエディターとして開発された、スクリーンエディター。主としてBSDで使われている。
オリジナルのviの作者Bill Joyは、BSDの作者でもある。しかしオリジナルのviは当時の4BSDと同様にAT&Tのライセンスが含まれており、AT&TとのBSDライセンス問題に巻き込まれた。
そこで、Keith BosticによりAT&Tのコードを一切使わずに新規に書き直されたものがnviである。
READMEによれば、nviは、カリフォルニア大学バークレー校のSteve Kirkendallにより書かれたviクローンのelvisから派生したという。
またREADMEには、IEEE POSIX 1003.2スタイルの正規表現はHenry Spencerが、cursesはElan Amirが、TclインタープリターはGeorge Neville-Neilが、PerlインタープリターはSven Verdoolaegeが、Cスコープ対応はRob Mayoffにより書かれたとクレジットされている。
この由来から、オリジナルviと高い互換性を持つnviはBSDライセンスであり、そして現在のBSDでの標準viとなっている。
公式版は、1996(平成8)年10月頃にリリースされたバージョン1.79で更新が止まっているようである。
しかしBSDライセンスのオープンソースソフトウェアであることもあり、第三者により改良が続いているようである。
かつては、萩野itojun純一郎により開発された多言語版nvi-m17nが公開されていた。
また、Google Summer of Code 2011 (GSoC 2011)で、Zhihao YuanによりFreeBSD用の実装としてマルチバイトエンコーディングの対応が目指されたようである。nvi-m17nなどの成果も取り込まれ、現在はUnicodeにも対応したnvi2として公開されている模様である。これを著している時点での最新版は、2011(平成23)年7月10日頃に公開されたらしいバージョン2.0.2である。
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