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2007(平成19)年後半頃に出荷され始めた、おおむね500米ドル以下で販売される低価格パーソナルコンピューターのこと。日本語に訳せば「超低価格パーソナルコンピューター」。
一般には、高機能インターネット端末として扱われている。
つまり、Webブラウジング、電子メールが利用でき、更にいくつかの作業がこなせる装置、という位置付けである。
デジカメが取り付けられており、写真撮影も可能な製品では、これでブログ作成、更新なども可能である、としている。
これだけの目的であれば、高性能なコンピューターである必要はなく、OSがWindowsである必要もない。実際に日本でも、小さな携帯電話の画面でインターネットが利用されている。
低価格とするため、おおむね次のような特徴を有している。
CPUとしては、VIA C7などの人気が高いようである。Intelは高価格高性能を邁進して来たためこういった方面では実績が少なく、ULCPC用CPUはVIA Technologiesに一日の長がある。
パーソナルコンピューターという汎用性の高いコンピューターであるため、OSも様々なものが利用可能。これまでの実績では、次のようなものが採用されている。
海外では、ほぼ例外なくOSはLinuxである。しかし、日本ではWindows XP Home Editionが採用され、その分の値段が上がった「高価格」で提供される例が多い。
価格が高いのでは製品の存在意義が無いが、これにはもちろん理由がある。
日本ではUNIX系技術者が少なく、Windowsのそれよりも人件費が高くなりがちだからである。従って、日本ではWindowsの分だけ価格の上がった製品として出荷せざるを得ない。
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