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CASIOの開発したMSXの銘機(迷機)。定価19,800円という低価格で世間を驚かせた。パソコン界における価格破壊の先駆けであった。
この仕様を基本として、後にMX-15、MX-101という後継機が登場した。
メモリー16Kiバイト、映像はコンポジット映像信号でテレビに繋げることが想定されていること、1スロットと、当時の標準的なMSXからかなり機能がカットされているのが特徴。
先代のPV-7と比べると、拡張スロットに音声入力が存在するため、SCCの音はきちんと鳴った。
更に、消しゴムキーボードとも呼ばれるブヨブヨなキートップ、CMTを接続するためのインターフェイスが別売り、カーソルキーよりもでしゃばってキートップに付いている巨大ジョイパッドなど、他を寄せ付けない異様な仕様のマシンであった。
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