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Windows Vistaから採用された、Sans-Serif(角ゴシック)系書体の日本語フォント。従来のMS ゴシックに代わり標準フォントとなった。
従来のMS ゴシックと比べ、かな文字に丸みがある柔らかな丸ゴシック書体のフォントである。
ClearType対応で、JIS X 0213:2004対応。
Meiryo(メイリオ)の語源は、日本語の
元々はWindows 7用であったが、Visual Studio 2008 Express Edition 日本語版などに標準で同梱されており、Windows XPなどでも無料で利用することができる。
フォント・デザイナーは、河野英一、マシュー・カーター、シーアンドジイ(東京都新宿区)。
MS ゴシックやMS 明朝は小さなフォントが潰れないよう、小さなフォント用のビットマップグリフを含んでいる。しかしメイリオは違い、このビットマップを含んでいない。どんなに小さなポイント数でもベクトルフォントとしてレンダリングされる。
このため、可読性を高めるために細かくヒンティングの設定が付けられており、小さいポイント数では線が間引かれて表示されるようになっている。これは言い換えれば、複雑な漢字は崩れるということである。
例えば、「量」の字がフォントサイズによってはまったく別の文字に見えると評判になったが、これは仕様である。
メイリオはレンダリングにおいてClearTypeの使用を前提としており、そしてある程度の解像度のディスプレイが使われることが想定されている。時代を先取りした仕様のフォントだと言える。
欧文部はプロポーショナルフォントだが、和文部は等幅フォントである。全体としてはプロポーショナルフォントということになるが、いわゆる全角文字はすべて等幅フォントである。
行間が従来のフォントと比べて広めに取られているため、単純にフォントを置き換えるだけだと、デザインが崩れるWebサイトも発生するようである。
全般的にはそれなりに見やすい。このフォントの問題は、文字ごとのサイズが不揃いな点である。ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットでサイズが違っている。
欧文文字はマシュー・カーター、和文部は河野英一とC&Gが担当するという分担の結果であるが、漢字の中でも幾つか、明らかに文字の大きさが違うものが混入している。縦幅が揃っていないために、文中に一文字だけ大きな文字が発生したりすることがある。
これも特殊な字ばかりではなく、例えば「検索」といった一般的な用語でも、検に対して索が大きい、名前などの名の字が大きい、といった現象が見られる。
この問題は、Windows 7用のVersion 6.02以降で若干改良された。
Microsoft WindowsでのJIS X 0213対応が注目されたが、Windows Vistaからは新JIS規格対応のMS ゴシック系、MS 明朝系フォントに加え、メイリオとして新しいフォントが追加されることになり注目を集めた。
世に出ている版には、次のものが知られている。
Windows Vistaβ1 Build5112では、このバージョンである。この版は未完成である。
JIS X 0213:2004への対応がアナウンスされているが、このバージョンではまだ、本規格の例示字形に従った字形変更はなされていない。
完成直前のバージョン。Windows Vista RC2頃まで使われていた。日付は2006(平成18)年6月9日となっている。
Windows Vista添付の正式版。日付は2006(平成18)年10月4日となっている。
このバージョンから、JIS規格ごとの書体差を識別し、任意の書体を表示できるよう、規格票例示自体識別タグが用意されており、一つのコードポイントに対して複数の書体が格納されている。
このバージョンでは次のように付けられている。
Windows 7のベータテスト版に添付されていたバージョン。
Version 5.00までのメイリオは、MS 明朝やMS ゴシックとは違い補助漢字(JIS X 0212)に対応していなかった。
Windows 7β付属のメイリオVersion 6.01では、補助漢字を全て含むように収載グリフ数が1953字増やされた。
なお、追加された字の中に一つ誤字が報告されている。グリフID GID+22811の文字「笩」(U+7B29、補助漢字49区88点)がそうで、竹冠の下が「代」であるところを誤って「伐」としてしまっている。なお「筏」という字はU+7B4Fとして存在する。
Windows 7 Build 7068あたりで更新されたバージョンで、Windows 7で正式採用された。
6.01にあった誤字は修正された。また、文字の高さ位置なども調整がなされた。
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