大質量星が超新星爆発してできるもの。
恒星が超新星爆発すると、その星を構成していた物質が周囲の宇宙空間に撒き散らされることになる。
このようにしてばら撒かれた物質のうち、地球から観測できるものを超新星残骸という。
激しい爆発によりできるため、形は不定形。かに星雲(M1)などが代表。
昔は惑星状星雲と同様に扱われていた。理科年表でもM1は1981(昭和56)年までは惑星状星雲にリストされ、1982(昭和57)年度版からは超新星残骸(SNR)が項目に追加されてそちらに分類されるようになっている。
散光星雲の一種であるが、散光星雲と超新星残骸の明確な区別の規定はないようである。超新星残骸は、超新星爆発時の衝撃波の影響などで水素原子が電離し、発光する。
比較的よく観察されている超新星残骸として、次のようなものがある(距離順)。
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