木星や土星のように、構成している物質の殆どが水素、ヘリウム、メタンなどのガスである惑星のこと。「ガス惑星」ともいう。
木星型惑星(ガス惑星)は、構成される物質の殆どがガスではあるが、決してガスのようにふわふわした希薄な惑星なわけではない。岩石や金属でできたコアが、重力でガスを引き寄せて自分の周りにまとった天体をいう。
実際にガス状なのは表面近くだけであり、内部は重力で圧縮され液状化し、さらに中心部近くの水素は金属化しているとされる。
つまり、固体の中心核の周りを金属化あるいは液化したガスが取り巻いてる状態である。
質量が大きいため大きな重力を持ち、そのため多くの衛星を持つ傾向にある。しかし密度は小さく、赤道半径が大きい。
地球のような固い地表面はなく、また生物が住むことは不可能と考えられている。
例えば木星の構造はさまざまな推定がある。
NASAの推定では、中心部に地球の10〜15倍程度の質量の岩石または金属の核があり、次に半径の78%程度までを液体金属水素の層が占める。その上に気体の層(いわゆる木星大気の層)が広がっており、大気の主成分もまた水素である、としている。
太陽系では、木星と土星が該当する。かつては天王星と海王星も含めていたが、惑星探査が進んだ結果、木星・土星と天王星・海王星とでは組成が大きく異なることが分かったため、現在では天王星と海王星は天王星型惑星として分類している。
木星型惑星で共通する特徴として、環を持つことがある。土星の環は有名だが、木星にも細い環が存在する。これらの環は1cm〜1m程度の小粒子が多数、惑星の周りを円軌道で運動しているものである。
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