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反物質を構成する基本的な単位となる微細な粒子の総称。「反素粒子」とも。
CPT定理では、物理法則をC(チャージ)、P(パリティ)、T(時間)という3次元の軸で表わし、各軸の反転変換には対称性があるとされ、これをCPT対称性という。
うち、チャージは質量などを表わし、パリティはスピンなどを表わす。
そして反物質とは、T軸が180°反転しているものとして扱う。これは、時間軸として見た場合には互いに反射(鏡映)であるということである。
C対称性がある状態では、電荷の符号を逆にするだけで、物質と反物質が反転する。しかし電荷を持たない物質の場合、チャージ変換しても元と変わらない。このようなものを「マヨラナ粒子」という。
実際には、電荷以外にも様々な要素が存在し、それらが反転するために、電荷を持たない粒子であってもマヨラナ粒子にはならず、電荷は同じだが元の素粒子とは異なる反粒子となるものもある。
反粒子であっても、基本的な性質は物質を作る素粒子と同じである。
スピン量子数についても、素粒子と何一つ変わるところはない。
超対称性変換は、ある粒子のスピンを1/2だけずらす操作をいい、これによって生まれると予言される粒子を超対称性粒子という。但し、現時点では一つも見つかっていない。
この操作により、従来反ボース粒子だったものは反フェルミ粒子の性質を獲得することになる。
例えば、反ゲージ粒子のグルーオン(グルーオンは素粒子と反粒子が同一)であれば、電荷0、色の電荷2種類、弱い電荷0、スピン1、という特徴がある。これを超対称変換すると、電荷などは同一で、スピンのみ1/2となった反フェルミ粒子、グルイーノ(グルイーノは素粒子と反粒子が同一)となる。
天文学では超対称性粒子は暗黒物質(ダークマター)の一つと考えられており、研究が進められている。
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