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太陽をはじめとした様々な恒星の中心では、核融合反応や素粒子反応によりニュートリノが発生している。また、超新星爆発などでは大量のニュートリノが発生する。これを観測して星の進化や銀河形成などのメカニズムを探ろうという学問がニュートリノ天文学である。
1987(昭和62)年に大マゼラン雲中の超新星SN 1987Aのニュートリノを、岐阜県の神岡鉱山にある東大宇宙線研究所・神岡宇宙素粒子研究施設のカミオカンデによって検出したことが、ニュートリノ天文学の幕開けであった。
カミオカンデは、元々ニュートリノの検出装置ではない。そこで、その後性能を大幅に向上させた "スーパーカミオカンデ" となり、ニュートリノに質量があることを証明するなど、ニュートリノ天文学の第一線として活躍している。
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