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太陽系の天体の一つで、小惑星の一つ。日本のロケット博士糸川英夫から命名された。
なし。
小惑星探査機「はやぶさ」で観測を実施し、さらに表面物質を地球へと持ち帰った。
地球からの観測では岩石質と推定されていた。はやぶさが持ち帰った微粒子の大部分は橄欖石であり、その他に輝石、斜長石などがあった。地球の岩石と比較するとマグネシウムと鉄の含有比率が大きく違っており、特に鉄の比率は5倍以上多いことが判明した。これらの特徴は、はやぶさが観測したイトカワの赤外線などの分析結果とほぼ一致した。
大型放射光施設SPring-8を使った解析も進められ、2011(平成23)年3月11日に発表された初期分析の中間結果によれば、公開された微粒子の写真には橄欖石、斜長石、硫化鉄が写っていた。
また、有機物の証拠は同定されていない。生物はいないと見込まれている。
「へ」の字に曲がったこの天体の地形に計17の名称が付けられている。
最初にIAUに承認されたのは次の3名称である。
次いで、2009(平成21)年2月19日(日本時間)に14の名称がIAUで追加承認された。最初の10名称がクレーター、次の4名称が地域名称である。
なお、当時「ウーメラ砂漠」と呼ばれた地名は、IAU承認名では「アルコーナ」となった。当初はやぶさ二回目の着陸予定地で、豪州のウーメラ特別制限区域(WPA)にちなみ、はやぶさ地球帰還時の帰還域でもある。詳細な観測により予想以上に岩石が多くゴツゴツしているためタッチダウンに不適と判断され、目標をミューゼス・シーに変更した。
ミューゼス・シーはミューゼス海(Muses Sea)と掛けているが、実際には「はやぶさ」の衛星計画名であるMUSES-Cを意味している。この名はギリシャ神話の知の女神Museにちなむ。滑らかな領域である。
一回目と二回目の着陸地点は非常に近接しており、ほぼ一箇所と見なされることから、合わせて一つの名前が付けられることになった。
名称は公募により、合計2,146件中、重複を除いた1,985件から検討した結果、応募最多であること、妥当な名称であることなどから、着陸地点は「はやぶさポイント」と命名された。
この名称については正式な名前として国際天文学連合(IAU)に申請されるものでは無いが、今後は、着陸地点についてはこの名で呼ばれることになる。
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