組成式上、炭素と水からなっていると見られる化合物のこと。
一般式は「Cn(H2O)m」。
例えば葡萄糖はC6H12O6、つまり6個の炭素と6分子の水からなっていると見られる。なお、現在ではそれにあてはまらない炭水化物も存在する。
古くは「含水炭素」とも呼ばれたが、この名は廃れた。昨今の「ゆとり教育」では使用する語数を減らすため、これをデンプンとして教育している。
生物は炭水化物を糖や澱粉として体内に摂取し、消化により単糖類(葡萄糖など)を得る。これは生物の大切な栄養源である。
炭水化物は胃では消化されず、小腸にて消化される。
摂取された炭水化物は、1gあたり約4kcalになるとされている。
炭水化物は最終的に水と二酸化炭素になる。水は腎臓で尿として、二酸化炭素は肺から呼気として容易に排出できるため、エネルギー源としても利便性が良い。このような化学処理は肝臓で行なわれている。
消化によって得た葡萄糖ですぐに使われないものは、グリコーゲンとして貯蔵され、更に不要なものは脂肪として貯蔵される。
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