パリトキシン

読み:パリトキシン
外語:PTX: Palytoxin 英語
品詞:名詞

海産物に含まれる毒性物質の一つ。フグ毒の数十倍の毒性がある。

目次

基本情報

  • 分子式: C129H223N3O54
  • 分子量: 2,680.14
  • 比重: (該当資料なし)
  • 融点: (該当資料なし)
  • 沸点: (該当資料なし)
  • CAS番号: 77734-91-9
  • ICSC番号: (登録なし)
  • 外観: (該当資料なし)
  • 溶解性: (該当資料なし)

誘導体、関連物質の例

一本の主炭素鎖が多数のエーテル結合で縮環した化学構造を持つ海産ポリエーテルの一つ。

知られる限りでは最大の分子量を持つ、同様に海産毒素のマイトトキシンに匹敵する分子量と毒性を持っているが、マイトトキシンとは違い、さほど環構造を有していない。

古くはシガテラの原因物質の一つとされていたが、近年ではシガテラとは別の中毒として扱われるようになった。

日本では、ブダイ科の魚「アオブダイ」や、主として相模湾以南の熱帯海域に分布するカワハギ科の「ソウシハギ」などの内臓にも含まれており、これらを捕食し、食中毒になる例がある。

万が一食べてしまうと、手足の痺れ、呼吸困難などを引き起こし、死に至ることもある。

たとえばアオブダイは渦鞭毛藻を捕食するため肝臓にパリトキシンが蓄えられていることがあるため、内臓を食べるのは危険とされている。

2012(平成24)年3月20日、長崎県新上五島町の男性(78)が釣ったアオブダイを煮付けや刺身にして家族3人で食べ、うち男性が翌日に死亡した。一緒に食べた妻(70)と息子(39)は一命を取り留めた。

アオブダイによる食中毒の死者は、1986(昭和61)年以来とされる。

適用法令

特になし。

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)
  • 規制値
    • 一日許容摂取量(ADI): (該当資料なし)
    • 暫定耐用一日摂取量(PTDI): (該当資料なし)
    • 急性参照値(ARfD): (該当資料なし)
    • 暴露許容濃度(TLV): (該当資料なし)
    • 最大許容作業濃度(MAK): (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)
用語の所属

エーテル結合
関連する用語
マイトトキシン
シガトキシン

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