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海産物に含まれる毒性物質の一つ。フグ毒の数十倍の毒性がある。
日本では、ブダイ科の魚「アオブダイ」や、主として相模湾以南の熱帯海域に分布するカワハギ科の「ソウシハギ」などの内臓にも含まれており、これらを捕食し、食中毒になる例がある。
万が一食べてしまうと、手足の痺れ、呼吸困難などを引き起こし、死に至ることもある。
たとえばアオブダイは渦鞭毛藻を捕食するため肝臓にパリトキシンが蓄えられていることがあるため、内臓を食べるのは危険とされている。
2012(平成24)年3月20日、長崎県新上五島町の男性(78)が釣ったアオブダイを煮付けや刺身にして家族3人で食べ、うち男性が翌日に死亡した。一緒に食べた妻(70)と息子(39)は一命を取り留めた。
アオブダイによる食中毒の死者は、1986(昭和61)年以来とされる。
特になし。
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