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PASPY運営協議会のICカード乗車券の愛称。ソニーが開発したFeliCaシステムを採用している。
広島地区では、事業者ごとに名称のことなる磁気カードが使用されていた。設備更新と共にICカード化されることとなり、PASPYが導入された。
PASPYの名前は、PASS+HAPPYとSPEEDYから付けられたとしている。
また、ICOCAとの連携が当初より視野にあり、サイバネ規格に準拠している。
広島県内の路面電車や路線バスなどで使用できる。バスはコミュニティバスなど一部使えない路線がある。
PASPY運営協議会加盟事業者は8社(当初10社)あり、PASPYは参加事業者ごとに発行される。このため、事業者ごとにID番号が存在し、また区別のため各事業者のシンボルカラーで計10色が存在する。
またカード発行事業者のほかに、利用のみ可能な事業者も多数存在する。
呉市交通局は廃止され民間に譲渡されたため、呉市交通局バージョンのPASPYは既に発売終了となっている。
備北交通は2014(平成26)年10月1日より、芸陽バスは2014(平成26)年11月1日より新規の自社販売を終了し、広島電鉄PASPY(黄緑色)を発行するようになった。発行済みのPASPYはそのまま継続利用可能である。
自動券売機では2,000円/3,000円/4,000円/5,000円/1万円で販売されている。うち500円がデポジットである。
なお、バス車内では2000円のみ販売。
購入およびチャージ時のプレミアム額などはないが、精算ごとの割引が存在する。
運賃に対して最大10%が割引きされる。
なお、割引後の運賃額の端数は10円単位へ切り上げられるため、計算の結果、割引とならない場合もある。
また、路線が限定されるが、乗継割引に対応する区間が存在する。
PASPY自体は、電子マネーには対応していない。
広島銀行の発行するPASPYは、広島県の地域電子マネーHIROCAの機能を追加したものがある。
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