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エニックス(現スクウェア・エニックス)により1992(平成4)年9月27日に発売された、ドラゴンクエストの五作目。
オリジナル作品として最初にPlayStation2用としてリリースされたのは8作目のドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君だが、移植版も含めると、シリーズとしては初めてのPlayStation2用ソフトとなる。出荷本数は不明。
天空シリーズの第二作目である。
スーパーファミコン用となったことで、音楽やビジュアルが大幅にパワーアップした。
主人公は幼年期は父と共に旅し、青年期には旅で出逢った仲間と共に、そして青年期後半には自分の妻子と共に旅をする。
この三世代にわたる壮大なシナリオがストーリーの特徴であり魅力ともいえ、そしてシリーズとして初めて、自分(プレイヤー)が本当の意味での勇者にはなれず、自分の子にその座を委ねる、という展開が導入されている。名前が設定できるのは主人公と主人公の二人の子供(息子と娘)である。
そしてまた、ゲーム中には一回だけ、しかし今後の人生をも決める重大な決断を迫られる。
最大8人までのパーティプレイは前回と同様だが、今回はモンスターをも仲間とすることが可能となった。同じモンスターは最大3匹まで仲間にできる。
基本的にはイベントに参加するのは4人までというのは前作までと同様だが、馬車を利用することで8人までパーティに参加できる。仲間としたモンスターで、馬車に乗り切れない分は人に預けておくことも可能であり、モンスターのコレクションも楽しめる。
戦闘におけるAI機能も強化されている。アルゴリズム自体は大きな変更はないが、今回は敵の弱点はあらかじめAIに記録されている(つまり初めて逢ったモンスターでも弱点を知りつくしている)という仕様となったため、常に的確な攻撃が可能である。
小さなメダルはこの作品にも登場するが、8作目までのシリーズ中ではこの作品が唯一、枚数が固定されていなかった。メダルをモンスターが落としてゆくこともある。同様の仕様は、9作目で再び採用された。
従って、メダルは通常のアイテムと同様に売ることもでき、また根気さえあれば小さなメダルでしか手に入らないアイテムを幾らでも手に入れることが可能。
ストーリー中に一回ある重大な決断「結婚」。オリジナルでの相手はビアンカとフローラの二択であったが、DS版では新たに、フローラの姉デボラが候補に加わる。
わがままで気丈な性格の美人で、攻撃力があるのが特徴となっている。
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