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アニメにおいて登場人物や背景の品質が極端に低下すること。作画崩れ、作画落ち、かんたん作画などとも呼ばれる。
まんが作品などでも使われることがあるが、これはアニメの用語の流用である。
作画崩壊が発生すると作品に以下のような事象が発生する。
作画崩壊の発生要因は人員不足、技術不足、スケジュールの逼迫、予算不足など様々である。主要な原因はスケジュールの逼迫であり、多くの作画崩壊作品でそれが指摘されている。
昔のアニメ作品などでもよく見られることだが、話数によってキャラクターの絵が違ったり、また1話の中でも絵が変わったりということがある。
特に絵柄の変わらない萌えアニメ慣れした層などからこれを作画崩壊という者もいるが、そのような絵柄の変化は、作画監督の個性や、特徴的だが上手い作画を修正無しで通すことなどが原因であり、絵の品質低下を意味する作画崩壊とは別として考えるべきである。
このような現象を表す言葉として絵柄崩壊などが提案されている。
あまりにもスケジュールが逼迫し作画崩壊の発生が懸念される状態になったときは、製作スケジュールの遅れを取り戻すために総集編と称してそれまでの話の映像再編集でやり過ごすことがある。
作画崩壊を起こしたとされる作品は、ソフト化の際に作画修正がかけられることが多い。そのため、放映当時の様子を振り返ることが難しい。
機動戦士ガンダムを発端とする1980年代の第二次アニメブームにおいて放映作品数が急激に増えたが、製作環境はそれに対応しきれていなかった。そのため、大量の作画崩壊作品を生み出すことになった。
このころはインターネットなどが普及していなかった時代のため情報はあまり共有されず、現在では伝説的な内容となっているものが多い。
新世紀エヴァンゲリオンを発端として再び制作本数が急増し、週あたりの製作本数が50作品を超えることになった。このため、再び製作環境が悪化して大量の作画崩壊作品が生み出された。
当のエヴァも制作費が底をつきるなど苦労した作品であるが、それどころではないシュラト越えを呈する作品も登場した。
このころはインターネットが普及途上だったこともあり、ある程度詳細な記録がネット上に残っているものも多い。
2000年頃からアニメの製作が大部分ディジタル化され、製作環境の向上が図られた。それに合わせて再び製作本数は増加し、ついに週あたりの製作本数が100作品を越えてしまった。ピークは2006(平成18)年で、この年は年間新作本数が155本という未曾有の本数となった。
このような状況の中、高品質を保つ作品がある一方、崩壊とまではいかないまでも作画崩れが常態化する作品が多数出現した。
特に状態がひどい作品を指して新ヤシガニ三部作と揶揄される作品も登場した。ただし、該当する作品が何であるかはファンによって見解が分かれる。
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