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踏切の実際の名称は「東海道踏切」である。
併記される「40K807M」というのは東京駅にある0キロポストから40.807kmの距離にあることを意味しているようだ。
通称は、「戸塚大踏切」、「開かずの大踏切」など。地元では「大踏切」、あるいは「踏切」だけで充分通じる。
国道1号現道と、JR東海道線・JR横須賀線・総武線(快速)・東海道貨物線の上下6本が交差するこの踏切は頻繁に道路を封鎖し、また朝夕のラッシュ時間である6〜9時と16〜21時は問答無用で自転車を除く車両は通行止となる。
しかし滅多に開かない以上、歩行者や自転車も事実上通行不可能となるわけで、神奈川県でも屈指の交通の難所として知られている。
かつて吉田茂首相がいつもこの踏切で待たされたため、大坂上から不動坂まで、踏切を避けるための国道1号のバイパス、横浜新道戸塚支線(通称ワンマン道路)が建設されたというほど、筋金入りの迷惑な踏切である。
昔は、踏切の開閉も踏切番による手動の制御だったため融通も利いたものの、やがて自動化されたため踏切閉鎖時間は伸び、混雑は悪化した。
しかしバイパスの新道は戸塚駅から距離があり、現道(旧道)の代用というには無理があった。そこで踏切の立体化が望まれ、総事業費約310億円で当初案2007(平成19)年度完成目標の立体化工事が提案されることになった。
計画ではこの踏切から北に約60mの位置にJR線を潜る全長660m、幅員20m〜25mの都市計画道路3・4・7号 柏尾戸塚線を建設し、車道用トンネルと歩行者用陸橋でJR線をまたぐことになっている。
ちなみに、柏尾戸塚線は当初の予定より大幅に遅れており、清算期間を含む事業期間は2002(平成14)年度〜2013(平成25)年度と変更されている。
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