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時に、長い訓読みがあるとして話題に上がる字。
笑おうとする。
大漢和辞典には、次のように書かれている。
【𠱐】 3531 グ 〔集韻〕五矩切 ※韻の説明は「麌、上聲」
笑はうとする。〔玉篇〕𠱐、欲㆑笑也。
玉篇を訓読すれば、「笑ハント欲ス」。直訳すれば「笑いたいと思う」となる。
「わらう」には、「笑う」「嗤う」などがあるが、こちらは「わらおうとする」という微妙なニュアンスを表現する字であるらしい。
康熙字典網上版には、次のように書かれている。
𠱐 〔集韻〕五矩切音󠄁噳〔玉篇〕欲笑也
音は、反切で「五矩」、直音法で「噳」と同じとする。
義は玉篇が引用され、これが更に大漢和辞典で引用されている。
「なんだかとっても!いいかんじ」では、「わらおうとする」という訓読みを与えている。この典拠は「漢字部屋」に訓として記されていたことによる。漢字部屋は、参考文献として大漢和辞典、漢字源、新大字典、新漢語林、中華字海を挙げているが、訓を拾った元を明らかにしていない。
恐らく、大漢和辞典にあった義「笑はうとする」をそのまま当該サイトが訓としたものと思われる。訓読みとしては全く熟しておらず、コンセンサスも得られていない。
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