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PHSで双方向32kbps(実効29.2kbps)または64kbps(実効58.4kbps)のデータ通信を実現する業界標準の通信方式として、PHS事業者やベンダーによる任意団体PIAF(現在のMITF)により策定された伝送制御プロトコル。
各種制御データを含む640ビット(実データ548ビット)の固定長フレームで伝送を行ない、MODS-ARQ(Modulo Operation using Datafield SelectiveRepeat-Automatic Repeat reQuest)と、東芝が開発した "LAP-P" を融合したプロトコルによりエラー制御を行なう。エラー検出時などには、自動でデータの再送(ARQ)を行なうことで、エラーのない通信を実現している。
ディジタル専用のためホスト側がPIAFSに対応していないと使えず、普及には時間が掛かるだろうと見られている(PIAFS専用のTA(TAP)がホスト側に必須となる)。
DDIポケットのデータ通信規格α-DATAと同様に基地局でディジタル/アナログ変換を行ないホスト局にも接続可能にする仕様が出されたという話がある。この時の回線速度は最大28800bpsとなる。
なおディジタル通信であるため、PHSとパソコンの接続は通常のモデムは使えず、専用カードを使用することになる。
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