α-DATA

PHSのディジタルデータ通信規格のひとつ。

DDIポケットが独自に考案したデータ通信規格で14400bpsの回線速度を得ることができる。特徴はPHS→基地局までがディジタルで、基地局→ホストが通常のアナログ回線を用いる所にある。このため基地局がディジタル対応していなくてもデータ通信を行なうことが可能となっている。1996(平成8)年12月からサービスが開始されている。

PHS→基地局までがディジタル通信であるため、PHSとパソコンの接続は通常のモデムは使えず、専用カードを使用することになる。

その後、ディジタル専用だった対抗規格PIAFSも同様に基地局変換を行ない、しかもα-DATAの倍速28800bpsに対応する新規格を発表した。α-DATAの存在価値が問われたことは言うまでもない。DDIポケットはPIAFSに対抗するために32kbps対応のα-DATA仕様を含め、PIAFSまでも利用可能とするα-DATA32仕様を公開した。1997(平成9)年4月1日より開始されている。

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