ISO/IEC 8859-15

• 1999(平成11)年3月15日: ISO/IEC 8859-15制定

ISO-IR 203として登録されている。

ISO-IR 203のISO/IEC 2022におけるエスケープシーケンスは次のとおり。

• G0: -
• G1: ESC 2/13 6/2
• G2: ESC 2/14 6/2
• G3: ESC 2/15 6/2

ISO/IEC 8859-1との差は、次の8字である。

• 0xa4: € (EURO SIGN)
• 0xa6: Š (LATIN CAPITAL LETTER S WITH CARON)
• 0xa8: š (LATIN SMALL LETTER S WITH CARON)
• 0xb4: Ž (LATIN CAPITAL LETTER Z WITH CARON)
• 0xb8: ž (LATIN SMALL LETTER Z WITH CARON)
• 0xbc: Œ (LATIN CAPITAL LIGATURE OE)
• 0xbd: œ (LATIN SMALL LIGATURE OE)
• 0xbe: Ÿ (LATIN CAPITAL LETTER Y WITH DIAERESIS)

これにより、次の8字(¤、¦、¨、´、¸、¼、½、¾)は削除された。

主要な0xc0〜0xffは変更されていないため、従来の8859-1の文書や実装で、0xa0〜0xbfの特殊な記号を使っていないものは、ほぼ無変更で移行可能である。

ISO/IEC 8859-15が公式ないし事実上、対応できる言語は以下のとおり。配列順序は日本語名の50音順による。括弧内はISO 639で規定される2文字の言語コードである。

• アイスランド語(is)
• アイルランド語(ga)
• アフリカーンス語(af)
• アルバニア語(sq)
• イタリア語(it)
• 英語(en)
• エストニア語(et)
• オランダ語(nl)
• カタロニア語(ca)
• ガリシア語(gl)
• グアラニー語(gn)
• グリーンランド語(kl)
• ゲール語(gd)
• ズールー語(zu)
• スウェーデン語(sv)
• スコットランド語(gd)
• スペイン語(es)
• スワヒリ語(sw)
• デンマーク語(da)
• ドイツ語(de)
• 西フリジア語/フリースランド語(fy)
• ノルウェー語(no)
• バスク語(eu)
• フィンランド語(fi)
• フェロー語(fo)
• フランス語(fr)
• ブルターニュ語(br)
• ポルトガル語(pt)
• ラテン語(la)
• ルクセンブルク語(lb)
• ロマンシュ語(rm)

ISO/IEC 8859-1で対応できずISO/IEC 8859-15で対応した言語(他のシリーズで既に対応しているものも含む)は次の通り。

• エストニア語(et)
• グリーンランド語(kl)
• ゲール語(gd)
• 西フリジア語/フリースランド語(fy)
• フィンランド語(fi)
• フェロー語(fo)
• フランス語(fr)
• ブルターニュ語(br)
• ルクセンブルク語(lb)

一部文字が不足するため、完全対応になっていない言語は次の通り。

• 旧式グリーンランド語 ‐ 「ĩ」「ĸ」が不足