HDP

↑上のレイヤー

• Medical Application (IEEE 11073-104xx)
• IEEE 11073-20601 Stack
• HDP
• MCAP(Multi-Channel Adaptation Layer)
• L2CAP

↓下のレイヤー

HDPは、次を提供する。

• 信頼性のあるチャンネル
• デバイスの多重化

HDPは、次を提供せず、これらは更に上位のレイヤーで処理される。

• データフォーマット
• データの内容

Bluetooth SIGは、HDPデバイスとIEEE 11073-104xxデバイス仕様間でのプロトコルとして、IEEE 11073-20601を採用している。

• IEEE 11073-20601は、データ交換プロトコルを定義する。第4層(トランスポート層)に対応。
• IEEE 11073-104xxは、データ形式を定義する。第5層〜第7層の上位層に相当。

現時点では、以下のような規格が使われている。

• IEEE 11073-10404 パルスオキシメーター Pulse Oximeter
• IEEE 11073-10406 心拍計 Heart Rate Monitor (Pulse)
• IEEE 11073-10407 血圧計 Blood Pressure Monitor
• IEEE 11073-10408 体温計 Thermometer
• IEEE 11073-10415 体重計 Weighing Scale
• IEEE 11073-10417 グルコース測定装置 Glucose Meter
• IEEE 11073-10441 歩数計(フィットネスモニターを含む) Cardiovascular (incl. Fitness Monitor)
• IEEE 11073-10442 筋力計(フィットネスモニターを含む) Strength (incl. Fitness) Monitor
• IEEE 11073-10471 Activity Data Monitor
• IEEE 11073-10472 Medication Monitor
• IEEE 11073-20601 データ交換プロトコル Data Exchange Protocol

コンティニュア設計ガイドラインとは、健康管理機器とデジタル機器の相互接続を推進する業界団体「Continua Health Alliance(コンティニュア ヘルス アライアンス)」が制定したガイドラインである。

HDPで使われるアプリケーション層はIEEEの公開仕様であるので誰でも実装できる。しかしこういった物には、かならず相性問題が生じる。

機器に応じた、HDP + IEEE 11073-20601 + IEEE 11073-104xxの組み合わせが正しく機能するかどうかを確認し、認証する団体として機能している(らしい)。