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同一のリンク内でのみ有効なIPアドレスのこと。近隣のノードに対する通信に用いられる。
IPv6アドレスのリンクローカルアドレスは、全てのインターフェイスがそもそも持っているアドレスである。
このアドレスは「FE80::/10」となる。
規格上、常に0となるビットがあるため、具体的には、次の範囲が使用される。
約1844京個分の領域がある。
RFC 1884で規定されて以来、RFC 2373→RFC 3513→RFC 4291とIPv6アドレッシングアーキテクチャーのRFCは更新されたが、リンクローカルアドレスの仕様は変わっていない。
インターフェイスIDしか情報が無く、このアドレスはリンク内でしか一意でないため、複数のリンクを持つホストから見た場合に区別ができない。
そこで、アドレスの末尾に%を付けてインターフェイスの番号や名前を表記するのが一般的となっている。
fe80::223:4567:89ab:cdef%5
fe80::223:4567:89ab:cdef%lo0
ネットワークに接続されると、まずインターフェイスはRSを送信し、リンクローカルアドレスにRAが返されるのを待つ。
このアドレスは常に「ユニキャストアドレス」として用いるため、「リンクローカルユニキャストアドレス」という。
同一リンク内で他のホストと交信、例えばアドレス解決、ルーティングプロトコルの交換等、制御情報のやり取りに使われる。
IPv6の場合、どのような方法で外部と通信可能なIPアドレスを得るにしても、リンクローカルアドレスは常に持ち続ける。従って、通常は一つのインターフェイスに対して二つ以上のアドレスが振られることになる。
アドレスは169.254.0.0/16の範囲を使う。
つまりクラスBであり、ネットマスクは255.255.0.0である。
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