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アニメ「天空の城ラピュタ」に登場する、ラピュタ滅びの呪文。ラピュタ語で「閉じよ」の意。
天空の城ラピュタのクライマックスで叫ばれる、作品中最大かつ究極の呪文である。
作中で、ラピュタ人の正統な王位後継者でありヒロインであるシータは、この呪文を教わった経緯を次のように語った。
滅びのまじない。いいまじないに力を与えるには、悪い言葉も知らなければいけないって。でも決して使うなって…。教わったとき、怖くて眠れなかった…。
使ってはいけないにしては妙に短く、何かの勢いや間違いで発してしまいそうな言葉である。
これならまだ、「リテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール」(われを助けよ、光よ蘇れ)の方がはるかに難しい。
バルスは、本編開始から1時間55分5秒後に宣言される。また、ムスカの「3分間待ってやる」発言から65秒後の宣言でもある(つまりムスカは3分待っておらず、実際は50秒程度である)。
但し地上波の放送の場合は途中にコマーシャルが入り中断されるため、その分遅くなる点に注意が必要である。
天空の城ラピュタが地上波で放送される日は、かつては2ちゃんねるにとって重大な危機となり、現在ではTwitterなど様々なSNSで重大な危機となっている。
クライマックスでバルスが宣言されるその時、実況板でも一斉に方々から「バルス」が書き込まれるため、2ちゃんねるは潰れそうになるほどの高負荷に晒されるのである。
2009(平成21)年の時は、2009(平成21)年11月20日23:21(@639)頃に発動し、実況鯖を粉砕した。この頃はTwitterなどは特に被害がなかった。
2011(平成23)年の時は、2011(平成23)年12月9日23:22(@640)頃に発動した。この日は「番組ch(NTV)」板だけ別鯖hayabusa2.2ch.netに隔離するという厳戒態勢で挑まれた。やはりこの鯖は死亡したが、他の鯖は被害を免れた。Twitterにも大量のバルスが舞い込み、世界中からのツイート投稿数が25,088ツイート/秒と新記録を達成して若干鯨が宙を舞ったものの、何とかバルス負荷試験には耐え抜いた。
2013(平成25)年の時は、2013(平成25)年8月2日23:21:50(@640)頃に発動した。2ちゃんねるは投稿規制の強化、ならびに実況鯖をネットワークから切り離して逃げるという敵前逃亡。一方、Twitterは着実にサーバー強化を進める中で大量のバルスに対応、世界中からのツイート投稿数が143,199ツイート/秒と新記録を達成しながら、今回もバルス負荷試験に耐え抜いた。ネット利用者の投稿先は、2ちゃんねるからTwitterにシフトしていることを裏付ける結果にもなった。
2016(平成28)年の時は、2016(平成28)年1月15日23:23:14(@641)頃に発動した。今回は、Twitterやニコニコ動画、おーぷん2ちゃんねる等で実況が活況となる。Twitterは今回も念入りにサーバー強化を進め大量のバルスに対応、23時23分の1分間の投稿数は345,397バルス/分、バルスの瞬間ツイート数は約5万5000件(NTTデータが速報値)となり、今回もバルス負荷試験に耐え抜いた。前回より半減したが、今回は前回までと違い、Twitterで「タニタ」などが対戦を挑んでみたり、テレビ局がバルスまでのカウントダウンをするなどして視聴者がどん引きした結果との見方もある。形が作られ、煽られると、サブカル系現象は必ず衰退するのである。なお、2ch.netはバルスの前に実況板が死亡しており、完全に過去の存在となっていた。ちなみに、バルスで落ちなかったTwitterも、2016(平成28)年1月18日夜のSMAP×SMAPで即死した。バルス最強伝説はSMAPによって一瞬で崩れ去ったのである。
転じて、何らかの破壊的な行動や状況に至る場合に、この言葉が使われる。
例えば、MS-DOSと、Windows NT 4.0より前のMicrosoft WindowsではDELTREE C:\ /Y、UNIXでは/bin/rm -rf /がこれにあたる。
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