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KDDIのauが提供していた、CDMA2000 1xMC技術(通称CDMA 1x)を用いた第三世代(3G)の携帯電話サービス。2012(平成24)年7月22日にサービス終了した。
cdmaOneに代わる第三世代(3G)の新サービスとして登場した、auのIMT-2000準拠のサービスの一つ。
CDMA2000 1x技術のうち、CDMA2000 1xMCを用いている。
2002(平成14)年4月1日から正式サービスを開始したが、サービス開始当初は規格名通りに「CDMA2000 1x」と呼ばれていた。後に「CDMA 1X」となった。
後継は第3.5世代(3.5G)の「CDMA 1X WIN」である。
登場するなり大人気のサービスとなったが、現在は後継のCDMA 1X WINに移行。
CDMA 1Xは周波数帯こそ800MHzだが、ITUで第三世代移動体通信システムとして認定されている。
他の第三世代(3G)が周波数帯に2GHz帯を使うのに対し、CDMA 1Xは従来のcdmaOneと同様に800MHz帯を使う。
これは、3GPP2が定義する帯域のうち、Band Class 3と呼ばれる帯域で、日本では旧800MHz帯(L800MHz)とも呼ばれる。
CDMAは、周波数の利用効率を増すことで通信速度を下り144Kbpsに高速化した(cdmaOneでは64Kbps)。また800MHz帯であることから建物の中やビル影などでも利用できるというメリットがあった。
旧800MHz帯は旧アナログ時代からの影響を引きずっており、海外(特にアメリカ)と非互換であったため、総務省の周波数再編方針により帯域は整理されることになった。
このため従来の800MHz帯は2012(平成24)年7月24日以降は利用できなくなることから、2012(平成24)年7月22日にサービスを終了することになった。
2012(平成24)年3月末現在、旧800MHz帯は新帯域未対応の古いCDMA 1X WIN込みで約78万件の契約が残っているという。
なお、2GHz帯、および新800MHz帯については、CDMA2000 1xEV-DO(HDR)方式を利用したCDMA 1X WINとしてサービスされている。
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