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makeで用いられる、makeの動作を記述したファイルの標準名。
makeの種類(実装)によっては他の名前が使われることもあるが、標準で読み込まれるファイル名は、大半のmakeで「makefile」または「Makefile」である。
メイクファイルの名は、GNU makeだとGNUmakefile→makefile→Makefileの順に優先利用される。GNU makeの独自拡張を使用したメイクファイルはmakefileやMakefileではなくGNUmakefileという名前にすることで、明示的に指定しない限り他のmakeが誤って読むのを避けることができる。
makefileのほうがMakefileより優先されるにも関わらず、ソース配布のアーカイブでMakefileの名前のほうをよく見掛けるのは、元々は大文字で始まる名前のファイルのほうが、lsしたときにREADMEやChangeLogといった重要ファイルと共に先に表示されるからであった。但し現在では、単に先達の真似をしているだけ、という理由が多いようである。
Makefileの例は、次の通り。
#hello.cのコンパイル for MS-DOS/Windows (nmake)
CC = cl
LINK = link
all: hello.obj hello.exe
hello.obj: hello.c hello.h
$(CC) -c hello.c
hello.exe: hello.obj
$(LINK) hello.obj
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