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非接触ICカードの国際標準規格の一つで、近傍型。通信に使う電波周波数やプロトコルなどが決められている。
小電力IC技術(RFID)の国際規格で、通信手段等を定めるもの。カード自体の大きさは、この規格では定めない。
近傍型のこの規格は、通信距離は約1mから1.5m程度までであるが、規格上は70cm程度が想定されている。
姉妹規格に、密着型(2mmまで)のISO/IEC 10536や、近接型(10cmまで)のISO/IEC 14443などがある。
ISMである、13.56MHzの周波数で動作する。
これは、広く普及している近接型のISO/IEC 14443と同様である。
通信速度は、26.48kbpsである。
メモリーは1ブロック8バイトを基本とし、仕様上は最大32バイトまで対応可能。ブロック数は最大256ブロックである。結果として、最大8192バイトまで扱うことができる。実際には、8バイト256ブロックで2048バイトの製品がある(富士通MB89R118Bなど)。
ISOでの規格は次の通り。
日本での規格は次の通り。
製品により異なるが、富士通のMB89R118Bの場合、次のようになっている。
ユーザー領域はブロックアドレスを指定することで読み書きアクセスが可能であるが、システム領域は特定のコマンドによってのみアクセスが可能である。UIDなどは製造時に設定され、書き換えができない情報である。
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