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3代目の地球シミュレータで、並列ベクトル演算機(スーパーコンピューター)。2015(平成27)年6月に本格稼働が開始される。
気象変化のシミュレートなどを目的に、海洋科学技術センター(JAMSTEC)と日本電気(NEC)が神奈川県横浜市金沢区の海洋科学技術センター横浜研究所内のシミュレータ棟に建設したスーパーコンピューターである。
第2世代の後継機として開発され、2015(平成27)年5月25日に記者会見で発表、2015(平成27)年6月より運用を開始するとした。
従来機より更に計算能力が向上したことで膨大な演算を可能とし、さらに複雑なパラメーターを扱ったり、大規模なシミュレーションを、現実的な時間で処理可能とした。地球環境問題、地殻変動、地震発生機構の解明、津波被害予測への貢献などが期待されるとしている。
ES3は、NECが2013(平成25)年11月に発表したベクトル型スーパーコンピューター「SX-ACE」をベースとして開発された。
ES3は全部で80筐体からなるが、初代ESの性能は筐体2つ半程度で実現できる。
SXシリーズ用のSUPER-UXが使われている。
CPU上は銅で覆われており、不凍液で液冷する。ES2まではCPUは空冷だった。
CPUは液冷化されたが他は空冷のままなので、轟音の空冷音は相変わらずであり、至近では会話が不可能である。
次のようなものが存在する。
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