ポインティングデバイス

読み:ポインティングデバイス
外語:pointing device 英語
品詞:名詞

人間が電子計算機に対し、画面上のある座標を指し示すために使う機器の総称。

目次

機能

視覚的に直感的、かつダイレクトに操作できるので、初心者にも向く操作デバイスである。

但し、原理的に「視覚で確認しながら」でないと扱えないため、操作速度としてはワンテンポ以上遅れるという欠点もある。

このため、操作速度を優先する事務系の処理などではキーボードによるオペレーションが優先され、ポインティングデバイスは補助的なものとして扱われることも多い。パソコンのパワーユーザーでもキーを優先して使う人は多い。

留意点

この手の装置は視覚障害者が扱うことが難しいため、ポインティングデバイスだけに頼らず他のデバイス(キーボード等)も併用できる設計が望ましい。

逆に、手指に障害を持つ人向けに眼球動作や舌先で操作可能なポインティングデバイスが開発されたり、利用されるケースもある。

主なポインティングデバイスの利点や難点は、概ね次の通りである(順不同)。

マウス
利点: 安い。普及しており種類が豊富。
難点: 熟練が必要。使用するのに、比較的広い空間を要する。
トラックボール
利点: 狭い場所でも利用できる。
難点: 価格は高め。品揃えも悪い。なぜか周囲より奇異の目で見られる。
タッチパネル
利点: 直感的。ATMのような装置や、携帯端末で広く普及。
難点: 物理的に左クリック相当しか無い。右クリック相当はソフトウェア次第。
ライトペン
利点: 不明
難点: 既に絶滅し入手が困難。
タブレット
利点: 操作性が良い。細かな作業が容易で、絵を描く場合にもよく利用される。
難点: ペンが無いと何もできないのに紛失しやすい。家族に、書けないペンと間違われて捨てられてしまう。
スティック型ポインティングデバイス(トラックポイント)
利点: ホームポジションから手を移動せずに使える。
難点: 慣れないと指が痛くなる。細かい作業が出来ない。
パッド型ポインティングデバイス(タッチパッド)
利点: 場所が狭くて済む
難点: マウス以上に慣れにくい。ノートパソコンでは一般的。
関連する用語
デバイス
ユーザーインターフェイス

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club