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ディスプレイ面の上に直接センサーを用意し、人間が直接画面を指などで触ることによって座標を得ることができるポインティングデバイス。
様々な方式により実現されているが、大雑把には、光学式、抵抗膜方式、超音波方式、静電容量方式、がよく使われている。
操作が直感的であるのと、画面以外に実装面積を必要としない(物理的なボタンが必要ない)という利点から、面積的な制限の厳しいPDAやスマートフォンなどで広く採用され、現在では携帯型ゲーム機でも採用されている。
もともとは、1970年代からATMで使われ始めたが、現在は駅の自動券売機などでも広く採用されている。後に、カーナビや、ゲーム機ニンテンドーDS(2004(平成16)年)向けに市場が拡大、更に、iPhone(2007(平成19)年)、iPad(2010(平成22)年)で普及に拍車が掛かったとされる。
複数枚の透明な金属薄膜を敷き、一方に電流を流す。操作されると、もう一方に電流が流れる。これを計測する。
二枚の膜が必要となるため透明度が劣るという欠点があるほか、精度も良くないが、必ずしも指で押さなくても良い(棒でも良い)という利点がある。
ガラス板に取り付けられた圧電素子を駆動させて超音波を発振させる。指などで板に触れると、そこから一部が反射するため、これを検出することで位置を特定する。
素子を周囲に取り付けておくことで、反射時間の差を求めることが出来、そこから各々の距離を算出することで位置が特定できるのである。
赤外線感知式、赤外線式などとも呼ばれ、赤外線LEDから発せられた赤外線を縦横に張り巡らせて、指で光線を遮った箇所を確認して位置を特定する。
一度に複数を遮ると判定できなくなるので、服の袖などが付かないように注意が必要。
またこの方式だけでは、指の位置は分かっても、押されたかどうかの判定はできない。
パネルを指で触れるとパネルと指先との間で微弱電流が流れ、この時の静電容量の変化を計測することで位置を検出する。
多点検出(一度に複数の接触位置判定)が可能なこと、指が近づいただけでも判定可能なため接近→接触という二段階の処理も作りやすいことなどから、スマートフォンなどで採用が始まっている。
このうち、静電容量方式は指が乾燥していると使えないが、PC用やスマートフォン用が主である。この分野は、抵抗膜方式から徐々に静電容量方式へと移行が始まった。
駅の券売機は光学式が主で、ATMは抵抗膜と光学式が混在する。これらは乾燥肌とは無関係。
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